ポートレート撮影で最初に設定すること
ポートレート撮影の現場で、設定を迷っている時間は短い方が良いです。光の条件が変わる前に撮影を始めるためにも、現場に着いたら最初に確認する設定を決めておくと動きやすくなります。
露出の基準を決める
ポートレートでは、被写体の顔の露出を基準にします。背景が明るくても暗くても、顔が適切な明るさになるように露出を設定します。測光モードはスポット測光または中央重点測光を使うことが多いです。
- 絞り:f/2〜f/4(被写界深度を浅くして背景をぼかす)
- シャッタースピード:1/200秒以上(手ブレと被写体ブレを防ぐ)
- ISO:光の条件に応じて調整(屋外晴天時はISO100〜400)
ホワイトバランスの設定
自然光の色温度は時間帯によって変わります。朝夕は暖色系(3000〜4000K)、昼間は中間(5500〜6500K)になります。オートホワイトバランスでも対応できますが、RAW撮影であれば現像時に調整できるため、撮影中は大きく外れていなければ問題ありません。
曇りの日は光が均一で色温度が安定しています。晴れの日の木陰は、空の青みが反射して色温度が高くなる場合があります。この場合、ホワイトバランスをわずかに暖色側に調整すると自然な仕上がりになります。
設定を固定してから動く
撮影場所が決まったら、まずテストショットを数枚撮って露出とホワイトバランスを確認します。設定が安定したら、被写体に集中します。撮影中に頻繁に設定を変えると、カットごとの仕上がりが不均一になります。
設定の確認は5分もあれば終わります。この5分を惜しまないことが、撮影全体の安定につながります。